庄川では現在、サクラマス釣りが最盛期を迎えようとしています。河川流量が大きく変動する中でも、今日現在で47尾ほどが釣られています。河川流量は200トン(平水の約10倍)を超えた日もありますので、流量の変化に十分気を付けられて釣りをなさってください。
ところで、庄川漁連では今年度から庄川水系の山間地域のダム湖等でワカサギ資源の造成を目指すことになりました。そこで、この4月14日、15日には、ワカサギ増殖の第一人者である久下敏宏博士(久下水産技術士事務所所長、群馬漁業協同組合専務理事)を庄川漁連にお招きして、ワカサギ増殖の研修会を開きました。
久下さんと私は、県水産試験場時代から親しくさせて頂いていましたが、久下さんの博識と情熱に触れて、私はもちろん、職員一同、ワカサギ資源の定着に心を弾ませています。この16日には、河口湖から届いた受精卵の着卵作業を庄川漁連の施設で行いました。数年後には、ワカサギが庄川水系のダム湖等に定着し、多くの釣り人が来られて楽しまれる姿を夢に見ています。
(Y・T)
漁連の会議室での研修風景(中央が久下さん)